イ. 神聖な命の分与によるキリストの救い
神は、わたしたちがなすべきことを何一つ残しておられません。ちょうど神がイエスキリストを十字架上で裁くことを通して、わたしたちのために贖いを達成されたように、同じようにして神は、わたしたちにキリストの命を与えることによって、すばらしい救いを用意されました。わたしたちを罪から贖うために、わたしたちが死ぬ必要はありません。同じように、わたしたちの内にある罪の性質と罪のカに打ち勝つため、わたしたちが自分自身の命によって生きる必要はありません。キリストは人を罪の裁きから贖うため、人類のために死なれました。彼は死なれた後、三日目に復活されました。復活において、彼はご自身の命を与えられました。それは彼の命によって、人が罪の力から解放されるためでした。クリスチャンとは、罪の裁きから贖われている者であるだけではなく、罪の力から救われている者でもあるのです。ローマ入への手紙第五章十節は言っています、「なぜならもし、わたしたちが敵であった時に、神の子の死を通してわたしたちが神に和解させられたとしたら、和解させられた以上、わたしたちが彼の命の中で救われるのは、なおさらのことである」。十字架上で、キリストは罪ののろいを担われました。彼の復活において、彼は罪の鎖を断ち切られました。贖いによって、人類は神の裁きから自由にされます。……
キリストの贖いと救い：アウトライン
(JGW日本福音書房 ロシアでの福音メッセージによる小冊子(5)キリストの贖いと救いより抜粋)